「武警は「武装警察」の略で我々日本人には耳慣れない恐〜い響きがあります。そもそも中国の警察組織について我々日本人はほとんど何も知らないのではないでしょうか。有名な「人民解放軍」は海外にも出兵する軍隊そのもので警察ではありません。一方、「武装警察」は国内の「テロ」や「反乱」を制圧するのが仕事で海外へは行きません。まさしく「天安門事件」は彼らの職域上の大仕事だった訳です。日本で言えば「機動隊」でしょうか。普通(?)のコソ泥(窃盗)や殺人事件などを解決するのは「公安局」の仕事で、交差点で交通整理をしたり、交通事故処理などは「交通警察」というのが別個にあります。実を言うと今回の北京での取材行には「日中友好」の意気に燃えた武装警察部隊員の方々に大変な御世話になりました。病院巡りの足となるマイクロバスを1週間、武装警察部隊員の運転手付きで朝から晩まで使わせて頂きました。誠に感謝に絶えません。武装警察病院では一応医師も制服を着ておられるのでちょっとおっかない感じですが、接すると本当ににこやかで優しい人ばかりでした。さまざまな果物等デザートで接待して頂いたのですが、軍服を着た人間がずらっと並んだ席に着くと普段軍服を見慣れない私どもは反射的に緊張を強いられるんですね。どのデザートも格別に美味しかったのですが、たくさん残してしまい十分には頂けませんでした。情けない! ・・・ という訳でこの第二医院への訪問は「表敬訪問」と言った感じのものであり、ここが特に「中国医学」「鍼灸医学」研究の拠点と言うわけでは有りません。むしろこの病院は警察病院ならではの外科手術に優れた医師が多く特に心臓手術では大変に有名な病院だという事です。検査機器等々も全て欧米製の最新機器を使っているそうです。

 
北京市中心部に有る「北京武装警察第二医院」の全景です。 一般の人達も自由に診察を受けられる病院ですが、入り口は如何にも武装警察っつうか、コワモテ風ですね。
病院の玄関前にはこんな黒板が所狭しと幾つも立ててありました。”江主席七一講話精神問答” 江沢民主席の7月1日の軍隊記念日における精神講話問答の抜粋・・・らしい。 ”永遠人民軍隊政治本色”・・軍人の滅私奉公精神は永遠に不滅です・・ってところでしょうか。
左の窓口は「西洋医学薬品房」右は「軍人優先」の受け付け窓口。 こちらは外来の会計で診察治療費等を支払います(曲がって写ってしまい失礼します)
診察治療棟内の案内表。(入院病棟は別棟です)一階(一屋)は外来部、救急科、薬局房、会計所。2階は放射線科、各種検査科、3階は「類風湿治療中心」とあります。つまり「リューマチ治療センター」ですね。「中心」は「センター」で「類風湿病」とは主に「リューマチ」を指します。4階は「中医科」で日本風に言うと「東洋医学科」で各種中国伝統医学療法科です。 6階は「内一科」で「心血管」「腎臓」「血液」それに「CCU」。7階は「内二科」で「呼吸器科」「消化器」「内分泌」と書かれています。8階「外1科」泌尿器肛腸、9階10階「外ニ科」は創傷、整形外科等々、11階が「外三科」でこの病院一番のウリの「心胸外科」があります。12階は「麻酔科」「手術室」
次ページへ