★ 潰瘍性大腸炎のツボ ★

>名前 = Nちゃん
>性別 = 女性
>age = 20to
>メッセージ =3年前から潰瘍性大腸炎で苦しんでいます。
>
>薬ばかり飲み続けるのも不安になってきました。
>少しでも症状が良くなるツボがあれば、教えてください。


こんばんは、ツボ探の松岡です。返信が遅れてしまい、スミマセン!

実は最近この疾患へのご質問が増えてきました。
難しい病気ですので、他の鍼灸師さんのご意見を聞いたりして、少し時間を頂いておりました。

私が鍼灸を始めた40年ほど前には、余り聞かない病気でしたが、近年になって急激に増えていますね。
自己免疫疾患説など、諸説あっても、未だに確たる発症に至る病気のメカニズムは不明の病気ですが、欧米人には昔から多いそうなので、要は消化器疾患ですから、食生活が関係しているかも知れませんね。
発症は若い方に多く、お問い合わせも若い人からが多いです。

潰瘍性大腸炎は炎症範囲により、合併症を併発したり、症状も多岐に及んでいます。
また一旦良くなっても、再発し易いなど、一朝一夕でいかない難病ですので、ご自宅で気長に行うお灸の指導をしております。
お灸のツボは患者さんを診察して決めていますが、皆さん、良い効果が出ています。

また高麗手指鍼の小松先生から伺ったところ、ご自分が潰瘍性大腸炎になった、東京のマッサージ師の方が、高麗式手指のツボをご自分で揉んで完治させた体験を、先ごろ学会で発表されたそうです。
小松先生ご自身が、鍼を刺さなくても、高麗式のツボを用いれば、この難病を完治させる事が出来ることに、非常に驚かれたそうです。

ということで、従来からの中国式の一般的な大腸の炎症を抑えるツボと、この高麗式の手指のツボの両方をお伝えします。
中国式のツボは、正確を期しますので、出来るだけ、鍼灸師にツボを下ろして貰って下さい。
高麗式はご自分でも十分に出来ます。

中国式は個々の病気体質(証)でツボが多少変わります。
患者さんがご自宅で行う場合、基本的に刺激法はお灸ですが、
鍼灸師は状態に応じて、鍼と灸の両方を用います。


3つのタイプに分けます。

@(発症前から)もともと胃腸が弱いタイプ
食後に胃のもたれを感じやすい人。吐くと少し気分が良くなる。

A疲れやすい、風邪を引きやすい、など生来、身体が弱いタイプ
冷え性もあり、総じて症状は朝方が強い。

Bちょっとしたことで気分が変わりやすい、精神不安定なタイプ
朝起きると口が苦い、オナラが多い。
ストレスを受けると症状の悪化が顕著な人。
胸から脇腹にかけて、圧迫感がある。

どのタイプにも用いる基本的なツボは以下の通り。
「中かん」 「天枢」 「気海」、又は少し下の「関元」、圧痛の強い方を選ぶ。
「足の三里」 「三陰交」

●タイプによって加えるツボ
@タイプは曲池、お腹の「中かん」のお灸又は温灸を増やします
Aタイプは太谿、又は照海、復溜を加える
Bタイプは期門、太衝または行間を加える

第三者の協力が必要な腰や背中のツボは省きましたが、やってくれる人がいれば、どのタイプにも病巣部(大腸)の後ろにある、「大腸兪」は大事なツボです。
仙骨孔のツボ(八りょう穴)も圧痛があれば用いて下さい。
下血が激しい人は「百会」(頭頂部)、「長強」(尾てい骨尖端の直ぐ上)の圧痛も調べて下さい。
激しい痛みが有ればお灸して下さい。
その他、@タイプは脾兪、Aタイプは腎兪を加えて下さい。


どのツボも押して、痛みや違和感を確認します。 該当部分に押して、強い痛みがあれば、ツボとして取穴します。


■高麗式手指のツボ
黒点で記してある部分が相応部です。
黒点辺りで特に激しく痛む点(1〜2o平方程度の大きさです)を探します。
炎症が激しい大腸のエリアは個人差がありますので、個々で自分のツボを探さなければなりません。
刺激方法は温灸または手もみ、尖端が丸い細い棒、爪楊枝の丸い方などで押す。
一日に何回も行います。 ツボが正しく当たっていれば、効果は直ぐに現れます。

両手を探します。当初は特に痛みの強い側の手だけを刺激します。各タイプごとのポイント部を赤丸で囲んでいます。黒点部に加えて、この赤丸部の圧痛点を探します。


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