★へそから指二本分下にあるツボ★
名前 = めいちゃ
性別 =女 性
age = 20to29
メッセージ =
> へそから指二本分下にあるツボは何のツボですか?


こんばんは、ツボ探検隊の松岡です。
さてお尋ねのヘソから指二本分下のツボですが、おそらく人差し指と次の中指を揃えた二本分下ということでしょうから、これは経穴の尺度では「1寸半」と計算しますので、「気海」と言う名のツボだと思われます。

「気海」はその漢字からも「気」の「海」で、中国医学で「気」と称す、生命エネルギーが全身を巡りながら、最後に注がれ辿り着く「大海」であるとされるツボです。
此処に集まった「気」は、正に「大海」に注がれた水が蒸発して雲を作り、再び雨となって大地に降り、川に流されるが如くに集まったエネルギーはここで醸成され再び全身に降り注がれる。
そんな風に考えられているツボがこの「気海」と言うことになります。

健康法としても有名ないわゆる「腹式呼吸」も、云わば、この「気海」のツボに意識を集中して行う呼吸法です。

ここから少し下がった、指幅4本分下のヘソ下3寸に在る「関元」も同じ様に生命体としての存在を維持する為の重要な意味を持つツボで、養生法ではこの二つのツボの位置をまとめて「丹田」とも総称しています。特に気功家は「気海」と「関元」を全く区別せず「丹田」としてのみ用いていますね。

では実際の臨床でのこの二つのツボの違いについて:
どちらも体力や気力が無い、生命力が弱っている時に用いるツボですが、位置的にも「気海」よりも下腹にある「関元」はツボ本来の機能に加えて大腸機能を整える働きも当然持ちます
し、又男性ならば生殖機能の衰えの治療には欠かせないツボです。
インポテンツ、精子減少、また前立腺疾患治療にも用います。
女性ならば子宮卵巣のトラブル全般〜不正出血、生理不順、不妊症、悪露不止など産後の様々な不具合にも用います。

比してこの「気海」は胃腸機能障害、上記の身体及び生殖機能が弱った時にも同じく用いますが、「気」は気体エネルギーの総称ですから、呼吸をコントロールする目的でも使います。
例えば心肺の機能不全、喘息等です。同じく精神的な「気」の損傷である気分障害、無気力、精神疾患にも用います。
そして出来れば「お灸」など熱で温める刺激法が適しているツボです。
お灸とはツボに熱を加える、外部から熱エネルギーを加える方法ですから、身体が弱って血行障害がある、身体が虚している時に相応しい刺激方法です。
この「気海」「関元」二つのツボを用いるのは、主に元気や気力が無い人ですから、外から熱エネルギーを加え温めて血液の流れを良くする「お灸」がより相応しいのはお分かり頂けると思います。

そもそも中国医学における「健康」とは生命を維持させている全てのエネルギーが速やかに滞ることなく全身(頭のてっぺんから手先足先まで)を流れることで維持されると考えているのです。
逆に「病気」とは体内の何処かで何らかの原因でエネルギーの流れが滞ったり阻害された時に発生するので、鍼灸治療(ツボ治療)では熱を加えて阻害されているルートに血液を集めて周辺を膨張させバリアを外す方法(=お灸)と直接バリアを粉砕して外す方法(=鍼)とで「病気」に対処しているのです。鍼灸(ツボ)療法とはおおまかに云えばそんな感じですね。

●中かん
お腹の真ん中
胃腸病全般に用います。
●気海(きかい)
ヘソ下指幅2本分です。
●関元(かんげん)
ヘソ下指幅4本分 
                                                               05.05,14
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