★睡眠時無呼吸症、いびきを止める治療
名前 = M T
性別 = 男性
age = 30to39
メッセージ =
私の父の体に関する質問です。
> 私の父は身長155センチ位、体重約80キロ。現在62歳。就寝時によくいびきをかき、医者> からは無呼吸症を懸念されております(実際息が時々止まっているように見えます)。
> 先日、父が地元の大学病院の耳鼻科に診察を受けに行ったところ、なにがどう悪いと言った具体> 的な説明もなく、「一月に2キロの割合で体重を落とせないか」とか「このままでは今後10年 以内に80パーセントの確率で突然死する」とか「手術をするなら2月頃を予定した方がよい」> などと具体的な説明もないままに手術を勧められすっかり気分を害して帰ってきました。 たぶん医者の言わんとするところは「太っているから体重を落とさないと就寝中に鼻腔の具合で 無呼吸を起こし突然死のおそれがある。体重が落とせなければ早急に鼻の手術をした方がよい」 とのことと思います。
> 家族は別の医者に再度診察を受けてみては、と勧めますが、すっかり意固地になってしまい、 「このままでよい」と病気を放置しています。
> > さて説明が長くなりましたが、このようないびき、あるいは無呼吸症に効く鍼灸治療はあります でしょうか?
> 高齢のためできる限り外科手術はさけたいもの。また父は商売をしているためにあまり休職もか ないません。
> お忙しいことと思いますがアドバイスの方、よろしくお願いします。

返信@
T M 様へ
実はまだ治療例がありません。何しろ本人には殆ど自覚症状のない病気ですから
「怖いハリ治療」に来る勇気のある人がいません。
しかし如何にしてハリで攻めるか考えてみましたがこれは可成り行けると思います。
私の考えた治療方針は後頭部、顎(あご)、鼻、のど、首の5カ所をメインにしますが
同時に肺と心臓の強化も念入りに行います。体重的にも中性脂肪過多で動脈硬化の恐れがありますし長年の睡眠時の無呼吸症状で既に心臓には可成りの負担がかかっているはずですからね。
しかしこれで治療しても問題はご本人にはなかなか効果が判りにくいことですね。
効果の確認には睡眠中の第三者のチェックが是非とも必要ですからね。
それで考えましたがラジカセかなんかで睡眠中のいびきをずっと録音したらいけますね。いびきが急に中断して呼吸音も聞こえないのが無呼吸症状なら、ずっとコンスタントにいびきか呼吸音が聞こえれば良くなっている事になりますよね。

さっそくやってみます。(貴方のお父さんは遠方ですから無理でしょうね。)
後ほど結果を尋ねるメールを下さいませんか?その時にご報告しましょう。

但し鍼を打つテクニックは可成りウルトラC的な技を使いますので、
(写真も送信します)効果がはっきりしまして、治療方法を写真を添えてお教えしても
その治療法を再現できる鍼灸師を捜すのは苦労されるはずです。
同じツボを使っても打つテクニックで効果が180度違うからです。
おそらく鍼灸院選びにかなり時間をかける必要が出てくるでしょうね。

返信A

こんにちは!
睡眠時無呼吸症ですが、早速効果を確認しました。私のページに登場する満州の代々鍼灸医家系の先生に治療経験の有無を問いましたらさすがです。治療法がしっかり先祖より伝承されているということで教えてもらいました。 (驚いたことに中国でも普通は手術になるらしいですよ) 治療中の画像を送りますが、問題は非常に危険なことです。背中の気管支と肺の接合部で、枝分するちょうどその部分に深い針を刺す方法です。ちょっと間違うと肺に達してしまうので注意深く、胸膜の手前のギリギリの所まで刺します。腰は腎虚を補うツボに刺します。腎虚は心臓ばかりでなくすべての内臓機能を弱体化させますから。

それと「天突」という咽喉の窪みにあるツボに胸骨の下を潜らせて長さ15センチ位の長いの鍼を刺します。鍼を刺すときは最初斜め45度位の角度で刺し、刺して少し入れた後で角度を浅く15度位手前に針先を変えて骨と血管の間隙を縫うように押し込みます。この深さだと咽喉から気道〜気管支〜肺及び心臓まで鍼のパワーが響きます。胸全体に麻酔がかかった様な痛みとしびれ感があります。手はやはり心臓(血管)を強めるツボに打ちます。
肝心の「いびき」と「無呼吸症」ですが、1回目の治療の夜は、まず「いびき」の音の大きさが半分程度に減ってそして呼吸音が軽やかに終始「スースー」と聞こえていたようです。鍼を受けた本人は翌日もずっと背中と胸に鍼を打った違和感があったらしく、ちょっとこの点は問題です。ですがこの方法だと多分4〜5回もやれば完治するんじゃないかな。
ただし大問題はこの危険な治療を一般の日本人鍼灸師 にできるかどうかです。限りなく気胸を起こしやすい場所に打つ訳ですからね。

リスクを回避する方法としては治療回数がもっとかかっても仕方ないとして少しづつ鍼を浅く刺す、そしてツボの数を増やしてパワーを補うなどですね。
この方法はもう少し検証が必要です。しばらく試行錯誤してみますが、とりあえず鍼灸は睡眠時無呼吸症に効くことはわかりました。尋ねてくださって本当にありがとうございます。
◆返信B
松岡です。
 T さんからご質問を頂いたお陰で新たな鍼治療の驚くべき効果を発見して正直興奮しています。1回目の治療は先週の水曜日で、2回目を金曜日に行いました。
たった2回の鍼を受けたけで当人は金曜日の夜には殆どいびきをかかなかったのです。それで家族の者が寝室から聞こえてくる何十年ものの爆音が無いので死んでいるかもしれないと本気でこっそり寝室を夜中に何度も覗いたのです。すると世にも気持ちよさそうな寝息がスースーと聞こえていたのです。本人には何も変わった感じ(自覚)はないらしく報告する家族の興奮と驚嘆ぶりにキョトンとするばかり。特筆すべきは、日曜日にしこたまお酒を飲んだのに寝入りばなに、軽い「いびき」をかいたけで朝まで静かな寝息しかなかったらしいことです。大酒の後の「いびき」は本人も翌朝ノドに違和感があって自覚していたので、この事でやっと自分でも鍼が効いたと認めるしかないと思ったようです。

明日水曜日に3回目の治療を行います。多分後2回〜3回で完治するのでしょうね
(残りの人生をずっと「いびき」をかかなくなるのかどうかは今はまだ判りませんが)

これで判ったこと、結論は睡眠時無呼吸症の治療はつまり「いびき」をほとんどかかなく成ることで解決するのです。(コロンブスの卵?)


※以下に「いびき」及び「睡眠時無呼吸症」治療のツボ画像を添付しますが、これは鍼を打つ以外に指圧などでは効果が有りません。治療はお近くの鍼灸師さんに画像を見せて相談されては如何でしょうか。
第2胸椎と第3胸椎棘突起の両側
約1寸を胸膜の手前まで直刺する。
胸全体に鍼の響き=得気が必須


おおよそ「肺喩」の上内側辺り
腰部は腎喩と経穴外のツボ。臀部
は大座骨孔の穴に向けて3寸の鍼を
刺す


足は膀胱経の「承山」に刺す
天突」から腹に向けて刺す
もの凄い鍼の響きが有る
「内関」に強い鍼
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