★ ツボの押しすぎは逆効果? ★
> 名前 =XXXXX
> 性別 = 男性
> age = under 20
>>メッセージ =
> こんばんわ。ホムペ楽しく拝見させていただきましたm(__)m
> 今高校生なんですけど、クラスの子とカナリ手の平ブームなんですよー。毎日、授業中とか休み時間に揉み合ったりしてるんです。強く押したりとか。「ひぃー!!」
とか叫んでるんですけど、母がそーゆー私たちを怒ります。「強くしすぎると危ないよ。どうかなるよ。」って言ってくるんですけど、やっぱ強すぎると危ないんですか
ね?曲池とか最初はカナリ便秘解消だったんだけど、最近では全く効かないってゆーか。やっぱり押し過ぎは逆効果なんですか?


XXXXX様へ
こんばんは! ツボ探の松岡です。
早速ですが、
「ツボの押し過ぎ」ですが、やはり「問題アリ」ですね。
人間の身体は永〜い進化の歴史を経て生命維持と種の保存にマッチした巧妙なコントロールシステムを作り上げて持っているんです。それは激変する環境への適応性や様々な刺激に順応する可塑性(必要に応じて体内ネットワークや組織を新たに作り変える)を持つ非常にしたたかなシステムでこの強かさが故に人類は丸で地球のオーナーであるかのように全地球にくまなく繁殖している訳です。

我々はこんな凄い生物ですから、身体に受ける様々な刺激をしっかり学習しては、必要以上の刺激から本体を守るために自らの身体を作り変え「変身」して順応(適応)し乗り越えていく技を持っているのです。

早い話、大きな刺激ほど素早く学習されてしまい、身体は「ああ〜またその刺激ですか・・。」って感じで
「リアクション」を起こしてくれなくなります。「変身」の例を挙げると、「ツボ指圧」では強く押す部分の皮膚を硬く分厚い皮膚に変えて刺激に負けないように対抗して来るのです。

もの凄い腕力を持った按摩さんから長年に渡って按摩治療を受けた人の肩の筋肉を触ったことがありますが、その猛者の強い力に負けないよう人間の身体とは思えない鉄板のように肩が凄いことになっていました。

もう半端な人がその人の肩を揉むと「突き指」してしまいそうな位に異常なほどの筋肉の硬化が日常化してしまっていたのです。つまりこれが生命維持システムの「可塑性」の成せる技で、丸で石みたいに堅くなっているお相撲さんの足の裏も同じです。寒い地域に住む人種の皮膚は毛穴を縮めた緻密な皮膚に、熱帯地方の人の皮膚は汗腺ばかりってのも同じ理屈でしょう。

もしもそのまま同じ環境同じ刺激が長期間に渡って継続されると遺伝子レベルにまで変異を起こし新たな「進化」として同じ変化が後生にまで伝えられる事になるのです。
(「ツボ押し」のお話が何と進化論に!!)

つまりこんな風に大きな刺激ほど身体は大きく変身、武装し、激しく順応します。
(大きな慣れをもたらす)
これに対抗してどんどん刺激量を増やしていけば、身体に不要ないびつな変化をもたらして返って体質を悪化させたり、大きな損傷をも誘発しますから刺激療法は出来るだけ刺激面積の小さなピンポイント攻めが身体への負担が少なく治療としても適しているのです。特に身体が刺激に適応するためには相当なエネルギーを消費しますので、老人や慢性病で身体が弱っている方々にとって大きな刺激はその当座は良いように見えていても長い目で見れば必ずしも良い結果をもたらしません。

お薬だって普段は飲まない人の方が度々飲む人よりも、身体が大きく反応して効き目が早い事は良く知れらていますね。沢山の薬を飲んで体内に化学的変化を起こさせるのも外部からの刺激の一種ですから、ツボの「押しすぎ」が効かなくなるのと理屈は同じはずです。


ずいぶん前ふりが長くなりましたが、肝腎の便秘のツボですが、曲池(きょくち)も組み合わせ次第では悪くないのですが、単体で「便秘のツボ」で有名なのは手首近くの「支溝」(しこう)というツボです。このツボの少し手首よりには「外関」というMVPのツボも有りますから、ぜひ一緒に覚えて下さい。ここも時には便秘に使います。三陰交(さんいんこう)と言う足のツボも下腹の動きを良くしますよ。

刺激方法としては鍼は誰でも出来るモノでは有りませんから、次善策としては「ツボ」に小さな粒を貼るのはOKだと考えています。刺激面積は指で押す指圧ほど大きくないし、ツボに掛かる圧(G)も少ないからです。もっとも鍼で便秘治療を行う場合は直接的に大腸の便が溜まっている所(直腸)や腰部(直腸の真後ろ辺り)、特に両臀部から深く刺して座骨孔を貫き(10数センチの長さの鍼が必要)背部から大腸を刺激する方法を取ると速効が有るのですが、「ツボ押し」や「ツボ貼り」の場合は数日間は刺激を繰り返す必要が有るでしょう。
画像を添付しますからじっくり見て下さい。刺激方法は色々と工夫して楽しんで(?)下さい。(最近はアルミホイルを小さく約3〜5ミリ程度に丸めたモノをセロテープで貼るのが試して頂いた方から評判が良いですよ。)
●「支溝」(しこう)●「外関」(がいかん) ●三陰交(さんいんこう)
お腹では■「天枢」(てんすう)■「腹結」(ふっけつ)で試して下さい。
■「天枢」(てんすう)
おへその両側2寸(約4センチ)の所。凹みや押した時の痛みなど違和感=便秘の時は何らかの違和感が有るはず=を確認すること)
■「腹結」(ふっけつ)
おへその1寸5分下の左約4寸の所。凹みや逆に固まりなど押した時の違和感=便秘の時は何らかの違和感が有るはず=を確認すること

●「支溝」(しこう)
手首の外側の横筋の線から身体に向けて3寸上の所
手首から約5〜6センチ程度上。押すと鈍い痛みが有るか否かか確認すること。鈍い痛みのある部分を優先のこと
●「外関」(がいかん)
手首の外側の横筋の線から身体に向けて2寸の長さ(約4センチ)の所。撓骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)「肘から手首までの腕の中にある2本の骨」の間に取る。
●三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの上3寸(約5〜6センチ)の所 腓骨内側面の後縁。やはり押してみて異様な凹み、鈍痛を確認して下さい。


それから、近々「タイプ別便秘のツボ」を公開しますので、またHPを覗いてみて下さい。
ではでは!!

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