★ 吸い玉治療 ★

名前 = K・K
性別 = 男性
age = 20to29
メッセージ =
> 吸玉のことについてお聞きしたいのですが、「鍼灸事故防止マニュアル」という本に吸玉は3分ぐ らいまでで、5分以上やるのはよくないとありました。5分ぐらいの施術で死亡した例も少なくない とあるのですが、本当なのでしょうか?
> 私は祖母に段階的にですが今では15分程しております。とても気持ち良いらしく、体調も良くなっています。中国の吸玉の専門書籍を見ても15分程しているようです。
> ある吸玉の会社に問い合わせてみたところ、そのような事故は聞いたことがないとのことなのですが、実際はどうなのですか?
> 吸玉をやる上で注意することがありましたらそちらの方も回答お願いします。



こんにちは、ツボ探検隊の松岡です。
さて吸い玉治療ですが、私どもの治療院でも約40年程前から毎日多くの患者さんに行っています。もちろん死亡例なんてありません。

ただし、最近はその様なことはありませんが、私自身が不慣れな若い頃には確かに時間が長くなると疲労感を訴える方が出たことを記憶しています。
お年寄りで腰がひどく曲がっている方やうつ伏せの姿勢が辛い人では確かに要注意です。
ご存じのように体調が悪い人に吸い玉をすると赤黒い、非常に濃く暗い色(鬱血)に皮膚が変化を起こします。この様に皮下の血管に変化を起こした状態のままに長く置くと体力の無い老人や病み上がりの人では一過性の脳貧血〜吐き気を起こす事が考えられます。
ただし、これも慣れればどんどん長い時間にも耐えられるように成りますので、貴方のお祖母さんが段階的に15分程度に成っているのは問題無いと思います。何よりも「気持ちが良い」と言われるのはそれが良い状態なのです。
もっともその日の様子をご覧になって、声が枯れて小さく成っていたり、肌が暗く見えたりして体力が無さそうなときは短縮して下さい。

又別の方法で吸い玉を付けながら次の吸い玉を付けたら、前のを外す様に順々に付けながら外していく方法で行えば、その様な心配は有りませんね。

私どもの治療院では患者さんの体力に合わせて吸い玉容器の大きさを大、中、小と患者さんの状態に合わせて選んで行っています。
一番大きいもので直径12p、大きめのマグカップ程度、一番小さいので直径4p盃(さかずき)位の大きさです。(アルコールランプ使用)

鍼灸本場の中国では吸い玉は日本に比べてもっともっと頻繁に行われておりまして、ご飯茶碗ぐらいの大きさのガラス玉で吸わしている所も有ります。 一般的に中国人の方が体力があるので大きな器を使っていると思われます。
皮膚に少しの間だけ跡が残るので嫌がる人もいますが、吸い玉は誰もが利用して良い、効果的な治療法ですね。
もっとも最近は吸い玉の効果を知らない若い鍼灸師が増えていますので、鍼灸院でも行っているところはめっきり減っています。燃焼用のアルコールを売っていない薬局も増えました。

吸い玉治療の欠点を上げるとすれば、主に背中に行いますから自分一人で出来ないことですね。せいぜい頑張って御祖母様に行って上げて下さい。

06.01.28

担当;松岡佳余子   


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