★血流改善・長期仰臥者の腰痛★

名前 = M.T
性別 = 女性
age = 20to29
メッセージ =
私は看護婦をしています。
看護研究でわからないことがあり、質問させていただきます。
研究は、長期臥床者の腰痛緩和につぼ押しが効果があるのではという事で実施した結果についてまとめています。
アンケート調査だけでなく血流計を使用したりして客観的データも得られないかと思ってます。
今わからない事は、つぼ押しにより血流がよくなるという事が言われているそうですが、具体的にそのことが述べられている文献などがうまく見つからず困ってます。
そこらへんについて教えていただけるか、何か良い文献があればそれを教えていただければ幸いです。



M.T様へ

ご期待に添えない回答かもしれませんが私に解る範囲でお答えします。
まず、最初に「ツボ」とは何かを押さえておいて下さいね。
「ツボ」は皮膚とその下の筋肉部に出来る壺状の穴から来ている俗称で「経穴」=けいけつ=と呼ぶの正式の名前です。
「鍼灸医学」に必須の基本的な身体の診断基準であり治療の要です。
ですから本来は「押す」ための「ツボ」ではなく「ハリ」や「お灸」をする為のポイントです。
「指圧師」の方は専門学校で基本的にはツボは学びませんし
(実は私もあんまや指圧師の免許を持っていますが)その国家試験でも「ツボ」=経穴の知識は特に求められません。
あんま。マッサージ、指圧は病気の治療ではなく、
元来は病気でない人の身体をより快適な状態にするためのサポートの手段としての手技という位置付けだからなのです。
ところが「中国」ではこの鍼灸医学のツボを利用してツボを押す「推掌」=すいな=という治療法があります。
貴方が思っておられる「ツボ押し」というのは、実はこの「推掌」に当たる訳ですね。
しかし、この「推掌」は日本では専門教育機関もなく、余り学ばれていないし、行う人も滅多にいないのが現状です。
ひるがえって鍼灸医学の「ツボ」はごく一部の伝染病や遺伝病、早急に手術を必要とする疾病以外の全ての病気を治療するポイントです。
という事で、元来差し迫った身体の状態を治す目的で行われますから「血流の改善」の為だけに経穴=ツボを用いる事は鍼灸においてはまず有りません。
ですから、「血流改善」の為のみのツボに関する資料集は多分ないと思います。
しかし、結果として病が癒される段階では、必ず「血流の改善」は行われます。
むしろ「血流の改善」なくして病気の回復はない訳ですから。
それで貴方のもう一方のご質問の「腰痛緩和」ですが、ツボは直接その「腰痛」の治療にこそ用いるべきです。
長期臥床者の腰痛では正しいツボ治療(鍼灸がベスト)をすれば、まず100パーセントと言って良いくらい治ります。
ツボを正しく取る(これを取穴=しゅけつと言います)ことは大変難しいのですが、一応長期仰臥者の腰痛治療に適したツボの画像を添付します。
ツボは現れ方に個人差がありますので、あくまで「ツボ状」に皮膚とその下の筋肉が形作られているポイントを優先して下さい。
そして押してみて何らかの特殊な感覚(重く響く、心地よい、特に痛むなど)が本人に出現するか確認して下さい。
それがない部分は「ツボ」ではありません。
その場合は、「ツボ」からはずれていますので何度も見つかるまで探して下さい。

●腎兪(じんゆ)第2腰椎棘突起の下の左右約3センチ
●大腸兪(だいちょうゆ)第4腰椎棘突起の下の左右約3センチ
●志室(ししつ)第2腰椎棘突起の下の左右約6センチ
●三陰交(さんいんこう)内くるぶしの中心より約三指分上った所
●委中(いちゅう)膝窩横門の中央。大腿二頭筋腱と半膜筋腱の間
●足の三里(あしのさんり)むこうずねの骨の外側を膝から3寸(約5〜6センチ)下がった所
●崑崙(こんろん)足の外くるぶしとアキレス腱の間の陥凹部
●湧泉(ゆうせん)足の裏の中指と人差し指の間の延長線上で一番窪んだ所

一般的な長期仰臥者の腰痛のツボはだいたい以上ですが患者さんの病気により腰痛のタイプもそれぞれ違いますので、人によってはもっともっと沢山適したツボがありますが、キリがありませんのでその時は又お尋ね下さい。
それと私が思いますのに特に貴女の場合はツボの位置は多少アバウトでも血流の改善にピッタリな効果のある「吸玉」=すいだま療法を学ばれたら如何かと思います。
私どもの治療院でもほとんどの患者さんに行っておりますが、鍼灸と違って違和感もなく暖かく気持ちが良いと大変評判の良いものです。
この画像も添付しますのでご覧下さい。
腰痛のみ方と、肩こり背部全体痛の方の画像です。
解りにくい部分は又ご質問下さい。





 

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