★「夜泣き」とは? 小児針について★
> 名前 = M.M
> 性別 = 女性
> age = 20to29
> メッセージ =
> はじめまして。
> 1歳10ヶ月と1ヶ月の2人の娘を持つ母です。
> ネットで「夜泣き」で検索したところ、こちらのHPを知りました。> 御相談したいのは、長女のことです。生まれてから現在に至るまで朝まで起きなかったことはあり> ません。いろんなパタ−ンで夜泣き、ぐずります。現在は10時頃には就寝モ−ドに入り10時半> には寝ます。朝は7時から8時の間に起きます。現在の夜泣きは、その間1〜2回起きて号泣し、> ぐずります。人見知りもあり、まわりからも疳の強い子と言われます。
> 現在、次女が生まれ夜間の授乳、オムツ換え、プラス長女の夜泣きと、私も主人も睡眠不足でかな り参ってます・・・。
> 「小児針」という言葉は聞いたことがありますが、どういった内容なのかはよくわからない次第で す。{すいません}
> どれくらい効くものなのか、どういった内容なのか、ぜひ教えていただきたくメ−ルさせていただ きました。



ツボ探検隊の松岡です。
さっそくながら、小児鍼についてですが、非常に良く効きますよ。
私の治療院でも夜泣き治療に訪れた10人中9人の赤ちゃんは数回の治療で夜泣きがすっかり治っています。すべての鍼治療の中でもこれはもの凄い治癒率です。
たぶんどんな大人の鍼治療よりも効果は確実だと言えますね。
こんなに簡単に治るのに、早く治療に来なかったことがくやしいと何方も言われますから。
(治り難い10人中の一人の赤ちゃんは遺伝的要因(病気)を持っている子達でした。)

もっとも鍼治療と言っても鍼を身体に刺すのではなく、身体のツボを金属でこするだけですから、こそばゆいだけで痛みなど有りません。
ですから、何百年も昔から赤ちゃんの鍼は「小児虫バリ」として普通の鍼とは値段設定(刺さないので普通の鍼よりも治療費が安い)も別格扱いだったのです。

ところが、この効果が核家族の影響からか、まったく伝承されていないのです。
日本中には赤ちゃんの夜泣きに悩まされている若い両親は沢山居ると思いますが、ほんの数日の治療ですっかり治るものを無駄に悩まされて続けているのです。
夜泣きの相談をすると「赤ちゃんは泣くものです」などと諭す小児科医も居るそうで、簡単に小児バリで治っていくのを繰り返し繰り返し何十年も見続けている私などは、専門家で有るはずの小児科医の無知の罪深さにはため息が出るばかりです。

30数年ほど前に大阪医科大学の兵藤正義教授が数々の講演活動で、日本の小児科医が小児バリの効果を知らず、これを行わないのは大いなる怠慢である、 日本中の小児科医は直ぐにこれを学ばないといけません。と繰り返し言い続けていましたが、10年以上前に教授が亡くなって以来啓蒙する方もぱったり居なくなってしまいました。

何と恐るべきことに今や小児科医どころか鍼灸師でも小児バリの高い効果を知らない者が増えているのが現状です。
江戸時代までは夜泣き治療を専門的に行う鍼医者は日本中至る所におられた様ですが、今や大阪にたった一人だけ夜泣き、小児専門の鍼灸師さんが居る限りです。
どんなにリスクが無く、絶大な効果が有っても誰かが声高に言い伝えなくては廃れていくのだということ事を「小児バリ」は私に思い知らせて呉れています。

前置きが長くなりましたが、ツボ探検隊のページでご家庭で出来るようにノウハウを簡単に説明しています。これを先ず試して下さい。
http://www.shinkyu.com/burashi.html

小児バリは簡単なだけに逆に言葉ではうまく説明し難い「コツ」が有りますので、ご自分で試しても効果がないときは、電話帳で鍼灸院のページを探して小児バリの経験の有無を尋ねて、行ってみて下さい。
今や小児鍼の治療経験の少ない鍼灸師が多いご時世ですから、2〜3回行って夜泣きが止まらないときは他の鍼灸院を当たって下さい。それから実を言えば、中国でも「夜泣き小児バリ」は日本のようには一般的では無いのです。
それと今も日本の小児科医が小児鍼効果を知らない理由として考えられることの一つに、西洋医学では小児の夜泣きに対して本格的な研究がされていない事が有ると思われます。
あくまで私見では有りますが、多分他の国々の赤ちゃんに比べて日本人の赤ちゃんに夜泣きをする子が格段に多いのです。
つまり日本の小児科医は現代医学の発祥地である西洋人の赤ちゃんには少ない「夜泣き」に対しては日本の風土病的な意識で「自前」で研究するしかないのです。
子育て方法や住宅事情も含めて、「夜泣き」に悩まされている親が一番多いのは日本の両親だからです。
小児科の先生が「赤ちゃんは泣くもの」と思う前に、昔の日本人はどの様に対処していたのだろうと考えて貰えば直ぐに小児バリに辿り着き簡単に解決するのですが・・・。

とにかく、私ども鍼灸師がどんなに頑張って夜泣き治療をしても波及力はたかが知れています。
夜泣き止めの「小児バリ」は単に全身を金具でコスルだけの治療ですから、全国小児科学会などで率先して教示して頂き、全ての小児科の先生方に行って欲しいと願っています。

追記;
もちろん日本でも全ての赤ちゃんが夜泣きをする訳ではありませんが、私どもに頂くメールから察するに昔に比べると少なくとも増えたとしても減ってはいないようです。
ひときわ激しい夜泣きをする赤ちゃんのお腹に触れてみると青い静脈が浮いて透けて見えたり、腹直筋が堅く張ってお腹が動悸を打ったり、ガス溜まりや大腸に堅い便が残っていたり(便秘)と腹部にも明らかな異常が発見できます。顔面ではキツイ目線、青筋の浮いた低い鼻、口元回りの黄土色の皮膚などです。
つまり生まれて間もない時期では内臓機能のバランス(自律神経のバランス)が整わず、消化機能が安定しないことで、心身両面で不安定に成っているのでしょう。
自律神経のアンバランスから体内時計も整っていない可能性もあります。

日本人はどうやら自律神経のバランスが崩れやすいらしく、胃腸機能は欧米白人はもとより中国人よりも劣っていますので、「困った夜泣き赤ちゃん」の発現率は日本人にダントツ高い事に成っているのではないかと思われます。
但し激しい夜泣きをする赤ちゃんの知能が決して劣っていないことも、既に何十年も前に夜泣き治療をした赤ちゃん達のその後の国立大学などへの進学率はむしろ高いことで確認済ですから、その様な心配は無用です。
夜泣きをする赤ちゃんは何かと敏感な訳ですから、頭ごなしに叱ることなく一際可愛がって育てるとデリケートな体調の影響も有って感受性に優れた優しい子に成る様に思います。
もっとも体力的にはどちらかと言えば大人になっても余り強く無い方が多いかも知れません。